日記

今年の寄付金は・・・と年末の悲しかった出来事

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今年も年末恒例行事、あるところへ感謝の気持ちで144万円を寄付してきました^^

ビジネスがうまくいっていることも、こうして毎日元気で生きていられることも、家族が元気なこともすべて当たり前のことではありません。

一年の感謝、そして来年へ向けてのまた一年の決意をするためにも、精一杯の気持ちをお金で供養するわけですね。

ちなみに政治団体や寄付金控除の対象組織への寄付ではありませんので、すべて個人のポケットマネーで1円の税金対策にもなりません。

それでももう10年以上もこうして毎年100万円以上の寄付ができる境涯になれましたが、思い起こせば15年前、20年前からは想像もできませんでした。

20歳の頃、私は逮捕されるかもしれないような悪いことをしてしまい、借金を背負ってしまったこと。今でも忘れる事ができません。

人の道、道徳、道理、成功哲学、こういったものがわからなかったあの頃。
自分さえよければそれでよかったあの頃。バレなければ、なにをやってもいいと思っていたあの頃。

結局は明るみに出てしまい私は捕まりました。といっても逮捕ではありませんが(^_^;)
あの時わたしは20歳の若者でした。世間知らずで、いきがって、生意気で、調子に乗って、弱いくせに強いもののフリをして、精一杯生きていたわけです。

でもあの時、悪いことがすべて見つかって借金を背負って本当によかった。
もしあの時、見つからずにそのままどんどんそっちの道へいっていたとしたら・・・
わたしはどこまでも落ちていたことでしょう。

世間を騒がせているニュースに私が出ていたかもしれません・・・(^_^;)
笑い事ではなく本当にね。

ちなみに振り込め詐欺とかそういった詐欺ではありませんので。。。
そこまでクズではありません。でもまあ似たようなものかもしれませんが・・

しかしながら、人間は更生することができます。
自分は間違っていた、自分の生き方は間違っていたと気付き、本気で反省し、罪を償い、正しい軌道へ進むことができれば、必ず再起することができるのです。

あのとき、私の財布には数十円しか入っていなかった。
家の前の自販機にタバコを買いに行ったんですよね。でもお金がなくて買えなかった。

あの時のみじめさ、悔しさ、自分はいったいなんの為に東京へ出てきたのか。
人生をやり直そう。ホームレスになってもいいから、この命、どうなってもいいからまっとうに生きていこう、そう誓ったのは寒い11月か12月だったと記憶しています。

あれからはや15年以上が経ち、あの頃からは想像もつかなかった人生を歩めるようになりました。

当時の知り合いに会っても、私だと気づかれる事があまりなくなった。
それぐらい、当時の私の身なり、目つき、顔つき、全てが変わったと言われます。

世の中すべてが敵のように思っていた当時の状況の原因が今はよくわかるような気がします。

実は最近、とても悲しい出来事がありました。

先日、ある方が会いに来てくれたのです。
その方は新潟のある組織のトップの方。とても大きな組織のリーダーです。

その方とお会いしてじっくりお話をするのはもうかなり久しぶりです。
私は単純に嬉しかった。私を気にかけてくれていたことに。

しかし話してみてその期待はもろくも崩れさりました。

私が傲慢といえばそれまでかもしれません。
しかしどうしても私はそこだけが原因だとは思えないのです。

その方は私の商売の事を聞かれて、理解されているようでした。
でも投資の世界を否定されたのです。

ゼロサムの世界で幸せはありえない、と。

誰かの損の上の利益。この行き着く先に幸せはない、と。

実はこの答えは私もまだ見つけられていないほど、とても深いものであり、どちらがどう正しいのか、なにが正義でなにが悪なのか、単純なようでわからない、だからこそ闇の世界である投資という究極があるわけです。

いつもいっているように、投資の世界は本当に闇が深い。
いまどんなに儲かっていても、一寸先は闇。ここから絶対に抜けられません。
これはこれまでの歴史上、どんなに大富豪になった投資家がどういう人生の結末を迎えたかを見るだけでもわかることです。

なんたらマックスさんが儲かってどうだとかそんな浅はかな事ではないのです。
お金は簡単に稼げますが簡単になくなりますし、お金と幸福とはまた別の話しです。

その方が言われることもよくわかります。
結局、究極をいえばその方がおっしゃる通り、人生の究極が投資の世界だとは私も思っていません。

しかしなにが悲しかったというと、正論だけで私の本質を見ていなかったという点です。
これが何よりも悲しかった。

私はその方をとても信頼していたのです。
新潟へ来てからというもの、東京とのギャップ、人材のレベルの低さに困っていた私にとって、その方の存在はとても大きかった。

求める人材像に対して、その方は私としては必要は方だったのです。

しかしその期待は過度なものでした。
まあ、よく考えればそういった感じを以前から気付かなかったわけでもありませんが、見ないふりをしてきたことも事実です。

しかし今回のことで確信に変わりました。
結局は私の基準値が上がりすぎてしまったのです。
それはやはり東京での16年という歳月、死にたくなるような経験も、苦しくて辛くてもう何度も人生を諦めようと思ったことも、全部乗り越えてきた16年という経験は、人を見る目が養われて当然といえば当然かもしれません。

やはり東京と新潟ではレベルが圧倒的に違います。
もちろん私よりも凄い人は新潟に多くいるでしょうし、私が一番凄いなどと豪語するようなバカではありません。

ただ私が感じたこと、それは、それなりの立場がある人は、人を見抜き本質を話さなければならないという事です。

その方はいつも基準値の低い人を多く相手にしているが故に、どんな人も同じだと思ってしまっているわけです。

その証拠に、相手が話している本質が理解できていないという事がなによりの根拠となるわけです。

私はとても悲しかった。なぜあそこまでの人が私のような未熟者の若造の本質を見抜けなかったのか。

その方はきっと、毎年の寄付にしても、たかが100万、200万ではなく、1000万、2000万のレベルにもっと早くいけるのに、もったいない、という事が言いたかったのでしょう。

なぜそんなゼロサムの世界でチンケな金儲けに走っているのか。もっと実業家として王道で稼げばいいじゃないかと。

会社経営するならさっさと上場企業をつくって、王道でいけばいい、社会で活躍できる人材になれるのにもったいない、と。

その方が言われることもよくわかるのです。本当によくわかる。
結果的に私のような若輩者がまだまだいきがって小金儲けをしているに過ぎない。
おっしゃる通りですよ。私と同世代でも上場企業の社長もいますし、都内の大豪邸で実業家として成功している人もいっぱいいます。

なぜそっちの道にいかないのか。
本当によくわかるのです。

それでも間違いない事が一つあるとすれば、やはりどこまでいっても本質を理解していないという事です。

上場企業の大富豪だろうとなんだろうと、リスク、時間、すべてを背負う覚悟、一切含め、私の背負うリスクと比べて馬鹿にされるものではない。

価値の本質を理解していないから、期待するものを提供することができなかったわけです。

少なくとも私には。

それと同時に気付いた事がありました。
ここ何日か、ずっと違和感があったのです。
なぜこんな目に遭うことになったのかと。

すべては必然であり、この出来事がいったいどんな意味があるのか。
私はずっと考えていました。思索し、学び、祈り続けるなかでようやくあたり前の事に気付いたのです。

それは、試されている、という事でした。

すべては私が試されている、と。
私は残りの人生でなにをやって死んでいくか、もう決めています。
自分の残りの人生はこれを成し遂げて死んでいく、そう腹が決まっていたのです。

しかしながら、こういった権力による誘惑に惑わされてしまったことが私はとてもショックだったのです。

命をかけて生きていく道を決めていたつもりが、こんなあっけなく惑わされてしまったのだと。

試されていたと気付くまでに数日も掛かってしまった。
一切すべては自分の腹が本当に決まっていたのか、それを試すためのものだったのです。

どんな時も、相手ではない。環境でもないのです。
相手も環境も、すべては自分が変える事ができる。
自分が変わる事です。それがすべての答えになるのです。

私はまだまだ未熟者であり、大した結果も出せていませんが、それでも自分の生きる道を定めて成功者の人生を歩んでいます。

毎日、毎月、毎年が学びであり、成長であり、幸せの大道を歩んでいる。
そのために日々挑戦し続けるしかないわけです。

今年の終わりにこの出来事が起きて良かったと思っています。
これまでの人生をまた思索するとともに、来年はまたさらに成長し大きく結果を出す一年にしていこうと決意することができました。

30代半ばで人生がすべて見えたと思っていましたが、まだまだ、世の中は本当に深いと思い知らされました。

また一年、トレーダーとしても大成長するよう頑張ります。

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